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ダメな例 - なぜうまく撮影できないのかを理解する |
左の写真を見てください。どうですか? デジカメを使用して室内で撮影したものです。 さらに、この写真が販売する商品の写真だとしたらどうでしょう?
(-_-; ほとんどの人は気に入りませんよね?
どんなに高価なデジカメでもある事を知らないで撮影すると必ずこうなります。なぜでしょう?
単刀直入に、まずスパッとダメな点を指摘すると、 「カメラの眼の性質をわかっていないから」 と言えます。この性質を理解すると、カメラの気持ちが良くわかるようになってきます。 |
カメラはお粗末な眼力の持ち主…必ずうまく撮れない状況があるんです |
そうなんです。カメラの目はとってもお粗末。ではどんな風にお粗末なのか…
まず、「明るい・暗い」が判断できないのです…知ってました? でも、暗いところでは自動的にフラッシュが光りますよね…これって暗さを認識できているんじゃあないですか?なんて反論されそうですが、そうじゃないんです。
デジカメは「明るい・暗い」が判断できないから、「白いものほど明るい」「黒いものほど暗い」という判断をするように作られているのです。
だから先ほどの写真、全体が白いからデジカメにとっては「まぶしい」と判断され「このまま撮影すると真っ白につぶれてしまう」のを避けようとして自動的に「暗めに撮影しなきゃ」と判断されてしまうのです。
このデジカメの「AUTO」の機能によって、必ず暗い画像が撮影されるのです。 |
まず、AUTOで撮影することをやめよう! |
先ほど説明させていただいた、「白いものほど明るい」「黒いものほど暗い」という判断はある意味正しいのですが、間違ってしまう場合もあるということ、ご理解いただけたかと思います。
ですから、明るく白く撮ろうとして強い光当てても絶対に白く明るい画像が撮れなかったのです。
ではAUTOをやめてどうするかですが、手始めに「露出補正」という機能を使ってみましょう。 露出補正はカメラの本体に
・露出補正 ・EV補正 ・+/-の記号
等で表示されています。お手持ちのデジカメをご覧になってみてください。 この「露出補正」こそが画像の明るい・暗いを決定するものなのです…もっと極論すると「露出補正」のみが画像の明暗を決定すると言えます。
※ 照明は明るさを補うためのものではありません…影や光沢をコントロールするために使うのです。 |
露出補正の基本 |
露出補正の使い方はすごくカンタン。 基本は
・画像を白くしたいときはプラスの値 ・画像を黒くしたいときはマイナスの値
を設定すればよいのです。 ※設定方法は取扱説明書をご覧ください。
つまり、先ほどのコーヒーカップの場合「全体的に白いからまぶしいんだな」と思っているデジカメに、「この被写体はまぶしいのではないですよ、白いんですよ」ということをデジカメに教えてあげる必要があるのです。 |
全体的に白いから露出をプラスに設定する |
露出を+1.7に設定し、フラッシュなしで撮影したのが左の写真です。 先ほどとはかなりイメージが変わったのがご理解いただけるかと思います。
露出を調整すれば、蛍光灯だけの暗い部屋でフラッシュなしで撮影してもこのような画像が得られます。 |
まだ何か足りない。プロにできるだけ迫った画像を撮りたい |
そうです。まだまだ足りないことがあります。 せめて、左の画像程度のものは撮れるようになりたいものです。
高価なデジタルカメラは必要ありません。パソコンの画面で見られる画像のみに限定すれば、3万円程度のデジカメでも充分です。 逆に、派手な画像を撮るには安いデジカメのほうが良いくらいです。
興味のある方は右上のメニューのコンテンツもお楽しみください。 |
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